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2011-05-09

おかエリコットシティ(ゆるゆり解説)

 まさかのTVアニメ化が発表され百合業界に衝撃を与えた『ゆるゆり』。そのアニメ化記念特別増刊『まんがなもり ゆるゆりSPECIAL』が9日に発売された。増刊号ではアニメのキービジュアル、ごらく部と生徒会のキャラデザとキャストが発表され、監督とシリーズ構成の制作スタッフインタビュー対談も行われている。またコミックの方も描き下ろし108ページとベストセレクション、及び3人の作家によるゲスト漫画も掲載されている。

 さて『ゆるゆり』の特徴の一つと言えば「罰金バッキンガム」や「安心アンコールワット」、「心配はノンノンノートルダム」といった地名を交えた駄洒落ネタだろう。今回の増刊の描き下ろしでも「ただいマンハッタン」「おかエリコットシティ」という地名駄洒落ネタが登場している。ただし従来の地名駄洒落ネタは杉浦綾乃によるものだったのに対して今回は歳納京子によるものであり、そのためか一部地名が馴染みのない物になっている。

 というわけで馴染みのないアメリカの地名「エリコットシティ(Ellicott City)」についてWikipediaなどを訳して編集し解説していきたいと思う。が、まずはその前に「エリコットシティ」を語る上で重要なアメリカ合衆国の地方行政区画について語りたい。

 アメリカ合衆国が50の州からなる国家であるということは日本の多くの人が知っていることだろう。ただここで注意しないといけないのは州とは日本の都道府県とは違い遙かに大きな権限と自律性を持った準国家的な統治体だという事である。各州は州憲法を持ち、州兵と呼ばれる軍隊(平時の指揮権は州知事にある)を持っている。州内の自治体を設立する権限も州にある。

 日本の都道府県に準ずる地方行政区分はそういった州の権限によって設立される郡と呼ばれるものである。それぞれの郡には長や議会、警察などが存在する。郡の下の通常自治体としては市区町村が存在するが、これは住民の決議によって初めて成立する物であり、通常自治体が存在しない地域(非法人地域)も多数ある。

 と、ここまで踏まえた上で「エリコットシティ」を簡単に説明してしまうと、「エリコットシティ」とはアメリカ合衆国メリーランド州ハワード郡にある非法人地域の街である、ということになる。非法人地域なので「シティ」と付いてはいるものの日本の「市」と違い行政組織があるわけではない。ただしハワード郡の郡庁所在地ではある(エリコットシティは米国国内における最も大きな非法人地域の郡庁所在地でもある)。

 街の歴史は1772年にペンシルベニア州バックス郡からやってきた三人のクエーカー教徒エリコット兄弟によってこの地に小麦製粉所がつくられたことから始まる。エリコット・ミルズと名付けられた街は製粉所と共に発展し、1830年にはボルチモア&オハイオ鉄道の最初の営業区間の終点に選ばれる(これはアメリカ合衆国内での初の鉄道営業路線でもあった)。この時建てられたエリコットシティ駅は今でもボルチモア&オハイオ鉄道博物館として現存し、米国国内の最古の旅客駅舎としてアメリカ合衆国国定歴史建造物に指定されている。

 鉄道は街の発展に大きく寄与をし、アンアルンデル郡ハワード区の庁舎が置かれるようにまでになる(ハワード区は1851年に郡へと昇格)。1867年に市の編成が承認されたことを受けて「エリコットシティ」へと改名をする。ハワード郡内の唯一の市だったものの、1935年に市を廃止、以降非法人地域としてハワード郡の郡庁所在地となっている。1971年には郡により歴史地区に指定されている。

 エリコットシティのダウンタウンはしばしば「ヒストリック・エリコットシティ」「オールド・エリコットシティ」などとも呼ばれ、アンティークショップやレストランや史跡などが多数存在する歴史ある街並みとなっており、アンティークを求める買い物客で賑わっている。また一部では心霊スポットのある街とも知られており、ハワード郡観光協会では心霊ツアーなども組んでいる。

 とまあここまで長々と書いてきたわけだがこれらの情報『ゆるゆり』を楽しむにあたって全く必要のない物であることは言うまでもない。

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コメント

このブログを見てゆるゆり揃えました。
大変面白かったです、ありがとうございました。

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