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2012-09-13

アメコミ語り #8: とある記事への10分の1の突っ込み

 ネットを徘徊してたらこんな記事に遭遇。

Business Media 誠:アニメビジネスの今:出版物の3冊に1冊を占めるけど……危機を迎える日本のマンガ(前編) (1/4)
Business Media 誠:アニメビジネスの今:アメコミ市場は日本の10分の1、世界のマンガ市場を見る(後編) (1/3)

 基本的にアメコミを持ち出し比較することで日本の漫画の特異性を語るという、あまり見なくてもどうって事無い記事だけれど、とりあえず些細な突っ込みだけはしておく。

 まずはこれ

 次表は北米ダイアモンドコミック・ディストリビューション社が2011年に受注したコミックのベスト10だが、驚くべきことに登場するのは数十年前に誕生したキャラクターばかり。

 として紹介される表がよく見ると同じタイトルが複数入ってたりしてわかりにくい。アメコミの場合、ここでいう日本的なコミック誌がない代わりに、一つの作品が独立して毎月発売されており(単純化すると『ONE PIECE』が一話ずつ独立して本になってるみたいなもんだと思いねえ)、リンクされた引用元に飛ぶと分かるけれども、あくまでもこのランキングはその一号ずつの受注冊数の年間ランキングトップ10である。それを号数を抜いて表にしたものだから変なランキングに見えてしまう。

 で、引用元のランキングで号数を見ると圧倒的に1号目が多い。これはアメコミのシリーズにおいて1号目は景気よく売れやすい、という傾向があるからなのだけれど、古いキャラだと言ってるタイトルがなぜ1号目から始まってるのかという部分も解説しておかないと片手落ちではないだろうか。

 確かにここで紹介されているキャラの歴史は古いし、その古さが新規読者参入の障壁になっているのも事実で、その辺はDCもマーベルも長年あれこれ頭を悩まし続けている問題である。そうした中、DCコミックスは去年一旦その歴史を収束させた上で、新たに設定をし直し、歴史あるタイトルも含めて全てを1号目から再スタートさせることにした(この辺は翻訳本『フラッシュポイント』に詳しい)。だから歴史あるキャラの新規タイトルが売り上げ上位に来ている、というランキングができあがったわけだ。ちなみに唯一号数が大きいスパイダーマンもこのタイトル自体が新規読者獲得を目指して10年ほど前に設定を現代風にアレンジして一から始まったものであり、その最終号である。

米国人はアメコミ誕生以来、ずっと同じキャラクターの作品を読み続けているのだ……。マンガ雑誌から次々と生み出されるキャラクターを消費することに慣れてしまった日本人からすると、米国人の忍耐強さは信じられないだろう。

 だからこんな単純な話ではなく、どちらかと言えばキャラクター・ビジネスを継続的に成り立たせるために腐心した結果が今のアメコミであり、日本でいえばアンパンマンやドラえもんみたいなビジネスのあり方に近くて、日本の漫画ビジネスの主流と大きく違うというだけなのだと思う。

 そして、次はこれ

ちなみにこの両社であるが、2000年代に入ってマーベルが映画に積極的に取り組むまでは、DCコミックの方が優勢だった。次表を見ると分かるが、DCコ ミックの方が人気キャラクターが早く生まれており、また親会社がワーナーということもあって、映画を中心とする映像作品が多かったからだ。

 とりあえず「次表を見ると分かるが、DCコ ミックの方が人気キャラクターが早く生まれており、また親会社がワーナーということもあって、映画を中心とする映像作品が多かったからだ」とかいって示した表にスーパーマンとバットマンと申し訳程度にグリーン・ランタンを添えるだけって何かのギャグなんですか? そこはスーパーガールとスティールとスワンプシングとヘルブレイザーとジョナ・ヘックスも入れなきゃダメでしょ!(ダメなオタクのツッコミ例)

 いや、真面目な話、この「DCコミックの方が優勢だった」って一体何を指して優勢だったとか言ってるんですかね。この辺の資料を見る限りではマーケットシェアとかでもマーベルの方が常時優勢だったっぽいんですが。謎だ。

 あとは資料の問題からだろうけど、金額ベースと販売数ベースをごっちゃにして各国を比較しているのも気になる。

このように各国のコミック市場を見ていくと、前編で解説したように日本のマンガ市場が突出しているという意味が改めて理解できるだろう。マンガが世界に誇る日本の文化であることをもっと認識してもいいのではないだろうか。

 まあ、何も言うことはありませんね(小指をへし折りたそうな顔をしながら)。

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