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2012-10-01

百合語り #42: 百合姫ネイティブが世界を変える - 『ブラックヤギーと劇薬まどれーぬ』(大沢やよい/2012年/一迅社)

 『コミック百合姫』を読んでいて何故だか知らないけれど非常に気になる作家だった大沢やよいの初単行本。

 あらためて単行本でまとめて作品を読むと、どの作品も話自体はオーソドックスだけどど真ん中直球で描いているという印象が強い。後書きにある作者による作品解説で書かれているそれぞれの作品のテーマ的なものが本当にストレートに描れていて、さらにそれぞれのキャラのまっすぐな想い、そのまっすぐさ故に傷つく心・揺れ動く心が気負いを持って描かれている。その力みすぎたストレートさに私は惹かれたのだなあ、と。

 言ってしまえば青いということなのだけれども、その青さは「百合の初期衝動」に突き動かされるままにがむしゃらに描いているという感じの青さであり、それが魅力になっているのが大沢やよいという作家だと思う。そういう意味では「今しか描けないテーマ」ということでニコ生を題材にした「ブラックヤギーと劇薬まどれーぬ」は大沢やよいのpersonalityを最も色濃く反映していて、単行本タイトルになるのも、初の連載としてその続編を描くのも当然と言っていい作品であり、勿論私も一番のお気に入り作品。

 個人的に「ブラまど」のような作品が2003年の百合元年から約10年経とうとしている今出てきたこと、中学時代に百合姫と出会って百合に覚醒し最近になって漫画を描き始めた大沢やよいという作家が10代でデビューしたということは、これから百合ジャンルに次世代の波、新世代の百合オタが押し寄せる先触れ・象徴みたいなものだと思っている。

 これから先益々大沢やよいのように百合心ついた時にはすでに百合専門誌が存在していたという世代が百合ジャンルに登場していくだろうし、五年後十年後にはリニューアルした『コミック百合姫』や『つぼみ』『ひらり、』あるいは『ゆるゆり』のヒットの影響を受けた世代も現れるだろう。

 そうやって世代を重ねながら百合ジャンルが拡張更新され続いて行く幸せな未来を予感させる光がこの本にはある。

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