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2012-11-11

アメコミ語り #25: さよならHellblazer~追憶のヴァーティゴ

 衝撃的なニュースが飛び込んできた。

Newsarama.com : Hellblazer Ends, CONSTANTINE Begins - In The DCU!

 そのニュースとはDCコミックスの成年向けレーベル「ヴァーティゴ」で長い間続いていたHellblazerが2013年2月発売の300号で終了し、同じ月にDCユニバース正史世界(所謂New 52という世界)を舞台にしたConstantineが創刊されるというものだ。

 ジョン・コンスタンティンというキャラ自体元々DCユニバース正史世界出身のキャラで、これ以前に既に正史世界へと復帰しており、New 52タイトルの一つJustice League Darkで正史世界のキャラとして本格的に活躍し始めていた、という経緯を考えればこうなることは時間の問題だったかもしれない。

 私自身ピーター・ミリガンがライターになってからは取り立てて面白いとは思わないけれどもなんとなく読んでいた部分もあり、このニュースを聞いて反発を覚える反面なんとなく納得してしまう所もあるのだが、やはり私が知っていたヴァーティゴが終わってしまうという寂しさを強く感じてしまう。

 小プロ世代のアメコミ読者である私が原書に手を出し始めた90年代後半の「ヴァーティゴ」というレーベルはDCユニバース正史世界出身のキャラたちが主役のホラー・オカルト系タイトルと気鋭の作家達のオリジナルタイトルが半々くらいで混在していた。

 最近丁度アメコミ整理をしていて2000年前後の「ヴァーティゴ」タイトルを大量に発掘したのだが、Hellblazerは勿論、The Books of Magic(ヴァーティゴが始まる前に刊行されたDCオカルト系キャラが大挙して登場したミニシリーズが前身のシリーズ。ちなみに主人公の少年の容姿がなんだかハリー・ポッターっぽいけど当然こちらの方が先)、Swamp Thing (Vol.3)(スワンプシングの娘テフェ・ホランドが主人公のシリーズ)、The DreamingSandman (Vol.2)でお馴染みドリームの支配する国が舞台)、Lucifer(これもSandman (Vol.2)に出てきたキャラのスピンオフシリーズ)といったヴァーティゴ・ユニバースとも言うべき世界を共有しているタイトルがある一方でウォーレン・エリスのTransmetropolitan、ガース・エニスのPreacher、エド・ブルベイカーのDeadenders、ブライアン・アザレロの100 Bulletsという独立したオリジナルタイトル(ホラー・オカルト系でないものが多い)があって良い意味でのカオスさがそこにはあった。

 こういったヒーローと一線を画すホラー・オカルト系キャラ達が共演するユニバースとホラー・オカルト系だけではない様々なタイプのオリジナル作品が混在する空気こそ私にとってのヴァーティゴであり、ヴァーティゴの魅力だった。

 それが2001年頃にアメコミから一旦離れて、2008年頃に復帰してみると、ヴァーティゴで知っているタイトルはHellblazer100 Bullets(これも程なく100号で完結した)のみで、レーベルの作品バランスも思いっきりオリジナル作品に偏り、世界を共通していた作品群もHellblazerのみになっていた。

 そこに今回の発表である。

 勿論ヴァーティゴにはまだおとぎ話のキャラを主人公にした10年以上も続くシリーズFablesや今やDCコミックスの看板作家になった感のあるスコット・スナイダーの出世作American Vampireといった面白いヒット作もあるし、これから発売される作品の予定もいくつかある。しかし、やはり私にとってHellblazerの終了は昔ながらのヴァーティゴの終焉を意味し、それがとても寂しい。

 もう一つ気になる点があって、それはヴァーティゴから発売されている現行オンゴーイングシリーズの数が絞られていることだ。現在のヴァーティゴのオンゴーイングシリーズは前述のFablesAmerican Vampireの他にはFairestFablesのスピンオフシリーズ)、現代ファンタジー物のThe Unwritten、自分が宇宙人にアブダクトされたと信じている女性大統領候補が主人公のSaucer Countryだけである。単なるタイミングの問題かもしれないし、今回の件やイメージ・コミックスが様々なクリエイターのオリジナル作品発表の場として機能していることと合わせて考えると意味深なことなのかもしれない。

 とまれ当面の心配はConstantineがどういうタイトルになるかだ。どのみちヴァーティゴとのレーティングの違いからHellblazerとは大幅に毛色が変ってくるのは確実だろう。それを乗り越えた面白さがあればとりあえずはそれでいいと思う。やきもきしながら来年の2月を待ちたい。

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