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2012-11-29

赤ちゃんという名の超音波兵器

 ネットで話題になってる例のアレは赤ちゃんの泣き声を不愉快に思うこととそれに対して接客業に従事したことがある人なら一度は体験したことがあるだろう「今ここでそんなこと私に言われてもお客様の不満はすぐに解消できませんしはっきり言って意味が無いことなんであなたのサンドバッグがわりに私を使うのは止めてくれませんか」系クレームをしたことをごっちゃにした批判を割と見掛けてなんだかなと思う。

 赤ちゃんや赤ちゃんを連れた両親という弱者に対して優しくあること、寛容であることというのは素敵なことだし、そうすることによって育児という大変な作業の負担を少しでも社会全体で肩代わりして両親の負担を減らすというのも私たち社会の目指す先でもあると思う。

 ではそのために優しさや寛容さを他人に強制することはできるのか。

 今回の件の問題点の一つは赤ちゃんの泣き声という音にある。音というのは公害の一つに騒音が含まれていたり、今までも音に関する問題が発端で悲惨な事件がいくつも起こっていることから分かるように、私たちの生活の中でも決して軽視できない要素である。その上どんな音が害と感じるのかについては個人差があり、個人でもその時の体調や精神状態・周囲の環境によって許容度が変化しやすい。

 そういうものに対して多数の人間が個人に向けてそれを許容できないのはおかしい、社会のために我慢しろ(この件で少子化を持ち出して批判するということは突き詰めればこういうことになる)と迫るのは異様な光景にしか見えない。優しさや寛容さというものは自発的なもので無ければ、他人を屈服させる為の理不尽な暴力にしかならないのだから。

 一方で今回の件で例の人物が赤ちゃんを連れた人間が飛行機に乗ることを否定したのも、自分が不快な思いをしないというためだけに他人に行動を強制させることであり、その場ではどうしようもないことをクレームしてみせたりする事も含めて理不尽な暴力だ。

 本来こういう話はどちらもなるたけ双方が不満や抑圧・強制力を感じないような妥協点を見いだし、行政や企業がシステムとして解決策を講じないといけないものだろう。

 そしてそういう話こそがネット上の議論というものが一番苦手としている行為でもある。現実的な解決策を実行する能力を基本的に持たないので議論の最終到達点がせいぜい相手を叩きのめす程度のものになり、そのための武器としての正しさだけが追究される。その結果正しさで相手を屈服させることができた側はそれだけで満足し、屈服させられた側には怨嗟の念が生まれ、問題はそのまま放置されるのだ。

 今回の件も結局の所いつも通りのその路線で終わりそうでなんだかなあと思うのだった。

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