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2013年2月

2013-02-24

アメコミ語り #41: さらば、愛しきまんがの森!~とあるアメコミショップへの追憶

 先日Twitterを眺めていたら、こんなニュースが目に入った。

 まんがの森渋谷店は90年代後半のアメコミブームからアメコミオタとなった私にとって間違いなく聖地だったと思う(Wikipediaによれば元々全店で取り扱っていたものが渋谷店に集約されたらしいが)。

 まだ二十世紀だった頃、とある用事で上京して、その合間にまんがの森渋谷店に寄って買ったアメコミが私にとっての初のアメコミ原書だった。何を買ったかまでは覚えていないが、その時大雪だったこととホテルで紙袋の封を切る時のドキドキはまだ微かに覚えている。その後、東京で暮らすようになってまんがの森以外のアメコミショップ、下北沢のゴールデンコミックスα、新宿のトライソフト(秋葉原にも店舗があったけどアメコミ取り扱っていたかどうかは記憶が定かでは無い)、横浜は石川町のニードファイアーコミックス、早稲田のサイバーダインなどにも行くようになったが、やはり一番多く通ったのがまんがの森渋谷店だった。

 二階へと続く急な階段を何十回上り下りしたことだろうか。スタンプカードの割引特典を何回交換しただろうか。裏表紙に貼り付けられたあの剥がしにくい値札シール、その跡の残ったリーフがまだ何十冊と段ボール箱の中に眠っている。

 渋谷駅を出て、センター街に入り、HMVを過ぎた辺りで適当に右に曲がって井ノ頭通りに入り道なりに進む。それがいつものまんがの森へのコースだった。アメコミを買ったあとは、近くにあったまんだらけに寄ったり、HMVやタワーレコードで適当に試聴機聴いて未知のアーティスト発掘に勤しんだり、東急文化会館の上の方にあった三省堂コミックステーションで漫画を買ったり(まんがの森より断然品揃えが良かった)、お金と時間があれば西武の中二階にあったEARLでメイドさんが働くのを眺めながら紅茶を嗜んだりしたものだった。その他にもタワーレコードや渋谷パルコ・パート2内にあった本屋にもアメコミTPBがあったり、スポーツカード中心だったがトレーディングカード屋も幾つかあったりと、今考えてみると当時の私にとってのオタクの街とは明らかに渋谷だった。そしてその中心にあったのがまんがの森渋谷店だった。

 何年かして海外通販に手を出し(当時のアメコミ原書にはアメリカのコミックショップの広告がよく載っていて通販に手を出しやすい状況だった)、まんがの森へ行く回数が減ると渋谷へ行く回数も自然に減っていった。そして2001年頃に完全にアメコミから離れることになる。だからまんがの森渋谷店の閉店やアメコミ販売からの完全撤退のことを知ったのは2008年夏にアメコミ復帰してからのことになり何の感慨もなかったのだけれど、そのせいか逆に今回のまんがの森完全閉店のニュースの方が私にとっての一時代が終わってしまったという印象があって、凄いショックがあったりする。

 ここまで書いて思いだしたが、百合方面でもまんがの森には一つ想い出があった。事前に情報を得ていたのか売り場でなんとなく惹かれたのかどうしても思い出せないが、紺野キタの『ひみつの階段』(旧版)を購入したのが、桜瀬琥姫の『GRANDEEK』第1巻発売記念サイン会で行ったまんがの森池袋店だった。いやまあそれだけなんだけれども(そういえば日本人作家サイン会もこの時一回しか行ってない。海外作家サイン会を含めてもジム・リーとこれだけ)。

 もう一つ思い出したが、当時まんがの森の店長か何かをやっていて色んなところ(確かエロ漫画雑誌にまで)でアメコミ紹介コラムを書いていたおしぐちたかし氏は今一体何をしているのだろうか。最近のアメコミ翻訳ブームでも一切名前を見ないのでアメコミから離れてしまったのだろうか。とか書いておいて検索してみたらご本人のTwitterアカウントらしきものを発見し、アメコミ好きを名乗られていたので一安心する。いや、本人かどうか分からないんだけどさ。

 というわけでまんがの森の最後の店舗上野店の閉店を知って思い浮かんだことをつらつらと書いてみた。

2013-02-21

アメコミ語り #40: Red She-Hulk #58 (2012年/Marvel Comics)

第58話: 女の恨みは怖い

制作陣

ライター: ジェフ・パーカー
ペンシラー: カルロ・パグライヤン、ウェリントン・アウヴェス
カラリスト: ヴァル・ステイプルズ

あらすじ

 とある秘密の場所。米国陸軍航空軍レジナルド・フォーティアン少将が「エシュロン計画」のお披露目を行っていた。「エシュロン計画」とは軍の指揮下に入らない一般市民であるスーパーヒーローたちに替わる軍属超人兵士製造計画であり、ジューン・コビントン博士(現ダーク・アベンジャーズ所属スカーレットウィッチ)の遺伝子研究の成果を流用し、いくつかの犠牲を払った上でようやく成功にこぎつけたものだった。

 そんなエシュロン兵達によるお披露目の模擬戦に突如レッド・シーハルクが乱入する。三人がかりのエシュロン兵を難なく片付けた彼女は「エシュロン計画」を中止するように脅しをかけるとどこかへと去って行く。

 フォーティアン少将からの連絡を受けたキャプテン・アメリカは最近レッド・シーハルクと関わり合いのあったマシンマンを呼び出していた。彼の分析の結果、レッド・シーハルクはベティ・ロスの体に戻りヴァージニア州アーリントンにある「エシュロン計画」の研究所に潜入している確率が高いことが判明する。

 その分析の通りアーリントンの研究所に潜入していたベティは計画に参加することで性犯罪の罪を軽減してもらった被験者ヴィン・コルシコが女性研究員をレイプしようとしているところに遭遇する。研究員を助けるためハルク化したベティはコルシコのパワーに多少苦戦はするものの、最終的には首が捻れ顔が真後ろに向いてしまうほどの顔パンチを放って勝利する。

感想

 Hulk (Vol.2)からの誌名変更後の一話目。今の所ベティがなぜ「エシュロン計画」を敵視するのかいまいち分からないのでなんとなく乗れない感じ。ただ「今お前達は自身をこの星から消し去るその一歩目を踏み出したんだよ」みたいなセリフ吐いたり、ワンパンチで首コキャしたりする武闘派キャラのベティはなかなか面白い。

 フォーティアン少将は誌名変更前のこのタイトルが初出のキャラでロス将軍の信頼の厚い部下だったらしかったり、マシンマンとベティの絡みも誌名変更前のエピソードだったりと継続して読み続けている人にはまた違った風に感じるのかも知れない(私はちゃんと読んでない)。

2013-02-19

アメコミ語り #39: 『ゴーストライダー2』 (2012年/アメリカ)

※SPOILER WARNING!!!
がつんとネタバレしてるよ?

結論:ニコラスが楽しそうだと、私も楽しい。

 うん、そういう事。

 ネット上にはなにか真綿を口に含んだようなレビューばかりが上がっていて、正直凄く心配していたのだけれども、実際見てみると普通に面白かった。確かにこの作品は『アベンジャーズ』のような大作でもないし、『ダークナイト』のような語りたくさせるような作品でもない、ごく普通のアクション映画。デパートのレストランでお子様ランチを頼んでそこにあるケチャップで色を付けただけのナポリタンを本格イタリアンなパスタじゃないと批評しても意味が無いように、この作品もそんな感じで見れば普通に楽しめる。

 ストーリーは悪魔ロアークに狙われる少年ダニーをゴーストライダーことジョニー・ブレイズが悪魔の力を捨てる約束を餌にされて渋々守る羽目になるという単純明快なもの。そこに内なる悪魔の力を捨て去りたいジョニーと悪魔の子であり悪魔の力を捨て去ることすらできないダニーの交流を絡め、その交流が最後の勝利の鍵になることでアクション映画としては十分な内容になってるんじゃないだろうか。

 肝心なアクションはやはり中盤にある採石場でのGR仕様バスケット・ホイール・エクスカベーターの暴っれぷりが全てで、最終決戦(というか追跡劇)はちょっとあっさりしていてもう少し溜があっても良かったような気がする。ただ青空の下のGRは炎が凄く映えるということを確認できたのでそれはそれで良かった。

 バスケット・ホイール・エクスカベーターの他にこの映画にはもう一つの見所があって、それが冒頭の結論にもなるニコラス・ケイジの怪演。正直全編割と臭い演技なのだけれども、中盤の採石場決戦の前にダニーを誘拐したキャリガンの居場所を尋問するシーンではあまりにも過剰な演技に大爆笑できる。そのすぐあとにGRの力を抑えきれなくなって夜の街をライダーに変身しかかりながらバイクで疾走するシーンがあってそこでのニコラスの顔芸も素晴らしい。

 アメコミオタ的には物語のヒロインであるダニー少年が原作でのジョニーの弟であり、もう一人のGRであるダニエル・ケッチからとられていたり、ダニーを誘拐した彼の母親の元カレであるキャリガンが中盤以降悪魔の力を与えられて原作GRのヴィランの一人ブラックアウトみたいな姿になったり(能力は違うけど)、原作でも登場した青い炎のGRが見れたりとそこそこ見所はある、と思う。

 個人的にはザラソスが裏切りによって地獄へ落ちた正義の天使であるという話が語られたすぐ直後にジョニー自身が僧達に裏切られる展開とか、キャリガンが仲間を見捨てる時に「菓子(原語では明らかにトゥインキーと言ってる)でも食ってろ」と言い放ったらのちのちトゥインキーしか食べられない体になったり(こちらのブログの情報より)、キャリガンが能力を使う時黒白の世界になったりというよく分からない中途半端な細かさが何気に良いと思う。あとちょっとだけどカジャグーグーの「君はTOO SHY」がかかって大興奮した。

 パンフレットの光岡光子氏のコラムによるとこの映画の原作(というかネタ元)になったのはGhost Rider: Road to Damnationらしい。このコラムではこの作品のライターであるガース・エニス繋がりで同じエニス作品を原作にしているアメコミ映画『コンスタンティン』に触れられていたりして、こっちも好きな身としてはちょっと嬉しい。ちなみにこれもパンフレットで知ったことだけど、今回の作品を撮った二人組監督マーク・ネヴェルダイン&ブライアン・テイラーはこれもアメコミ映画である『ジョナ・ヘックス』に最初監督として起用されたけれどもスタジオと揉めて降板、結局脚本だけそのまま流用されたみたい。

 ふと思ったけれど、ラストでジョニーの青い炎によってダニーが蘇生するシーンはもしかしたらあれでGRの主がダニーにも宿り次回作でジョにとダニーのダブルライダー体制になるという布石なんだろうか。いや次回作なんてないんだろうけど。

2013-02-08

アメコミ語り #38: 「日本漫画などに影響を受けたフランス人が描くフランスの漫画」についての話

 この話。

仏国際漫画祭、特別賞に鳥山明さん ドラゴンボール  :日本経済新聞

日本漫画などに影響を受けたフランス人が描くフランスの漫画は「バンド・デシネ」と呼ばれ、フランスの文化・芸術の一角を占めている。

 話の大筋はベデくんのこのツイートで終わる程度のものではある。

 語義的な間違い、無知であるということ、新聞記者としてそれはどうなのかという話はこの際どうでもいい。

 問題は元記事から引用した部分にある「日本漫画などに影響を受けたフランス人が描くフランスの漫画」に潜む気持ち悪いくらいの日本漫画しか見ていない態度だ。

 一般人に限らず、オタクですらメディアなどで流される「日本の漫画やアニメが海外で大人気」という言説を無頓着に信じてしまう傾向にある(勿論国によっては自国のコミック産業の中で翻訳された日本漫画の占める割合がそれなりにあるところもあるのでそれが全くの嘘というわけではない)。そして日本漫画の内容の多様性や市場規模というのも確かに世界的に見ても特異ではある。

 それらが海外コミック文化への無関心と合わさるとどうなるかというと、「日本漫画の影響」みたいな形でしか海外コミック文化を見なかったり、あからさまに他国のコミック文化を見下して何かを語ったりすることになる。

 この日経の記事はそういった態度が語義的な間違いで現われて済んでいるだけまだ可愛いものである。一時ネットで大盛り上がりした所謂都条例改正問題でコミックス・コードを持ち出して改正されたらアメコミと同じ道を歩むと言って危機感を煽ってた人たち(今回の記者の間違いに突っ込みを入れてる人たちの中にもいた。うちの大学の助教授だかなんかをやってる人とか)のことを私は一生忘れないだろう。

 結局の所、結論としては前回と一緒で

  • 不用意な異文化比較は絶対に避ける。
  • 必要な場合でもきちんと資料にあたって双方の理解に努める。
  • 比較しても優劣はつけない。異文化を見下さない。自国文化を持ち上げない。

ということを守って他国文化を理解しようとしていれば防げた間違いである。そしてこれは記者や日経だけの問題ではなく、私たち自身の問題でもある。

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